『プラスチック焼結多孔質体』とは、精製したプラスチック粉末を原料とし、焼結、成形したものです。
形体には連続気孔があり、原料を管理・選択することにより気孔径、気孔率を変えることができます。
■濾材
■消音材
■吸液・保持材
エアー、水、オイルなどを濾過する各種フィルター
工業用ロボット、機械などの作動音、空気音を抑えるサイレンサー
インク、香水、液化ガスなどを成形体にためておくリサーバー
ポリエチレンを原材料としたPE(LD)、PE(HD)、PE(UHMW)ポリプロピレンを原材料としたPP、エチレン-酢酸ビニル共重合体を原材料とし たEVA 5種類の焼結多孔質体タイプがあります。
ニーズに合わせた注文成形が可能で、組み合わせにより任意の気孔径が製造可能です。
いずれも、軽量かつ強度に優れ、さまざまな用途にご利用いただけます。
■多孔質体の種類・性質
グレード PE(LD) PE(HD) PE(UHMW) PP
EVA
材質 低密度
ポリエチレン
高密度
ポリエチレン
超高分子量
ポリエチレン
ポリプロピレン エチレン・酢酸
ビニル共重合体
平均気孔径
(μm)
100
200
25 5
15
20
35
100
250
600
150
気孔率(%) 30〜50
耐熱温度 (℃) 80〜100 100〜130 50〜80
融点 (℃)※1 95〜130 120〜140 125〜135 168 65〜95
日光の影響 白化 白化 白化 わずかに黄色化
弱酸の影響※2 抵抗 抵抗強 抵抗大 抵抗
強酸の影響※2 酸化性酸に
侵される
酸化性酸
にわずか
酸化性酸に
侵される
酸化性酸に
侵される
侵される
弱アルカリ
の影響 ※2
抵抗 抵抗強 抵抗強 抵抗
強アルカリ
の影響 ※2
抵抗 抵抗大 抵抗強 抵抗
有機浴剤
の影響 ※2
60℃以下
で抵抗
80℃以下
で抵抗
80℃以下
で抵抗
50℃以上
で侵される
195℃〜204℃
以下で 耐える
※1 : ASTM D2117   ※2 : ASTM D543
(データは自社測定結果及び、日本規格協会「プラスチック材料選択のポイント」より)
 
■圧力損失と流量
PE、PPは材質を、5〜600の数字は気孔径を表します。 1ℓ/min 3ℓ/min 5ℓ/min 10ℓ/min 20ℓ/min 40ℓ/min
PE 5 1.25 5.66
PE 15 1.06 4.70
PE 25 0.08 3.80
PE 100 0.03 0.15 0.31 0.64 2.31
PE 200 0.01 0.13 0.27 0.36 1.53‐ 6.66
PP 100 0.02 0.15 0.31 0.68 2.57
PP 250 0 0.06 0.14 0.29 1.16 4.61
PP 600 0 0.04 0.09 0.21 0.91 3.92
(データは自社測定結果による)
〒352-0011 埼玉県新座市野火止7-15-12
TEL 048-479-3260 FAX 048-479-9460